山茶花（さざんか）

練り切り　中　こし餡

寒さの厳しい冬にあっても華やかな花を咲かせる山茶花。冬から春にかけて咲くため春を待つ花ともいわれます。

晩秋のころ花をつけ、花びらが一枚一枚散っていくその姿はどこかはかなさを感じます。

塩瀬の山茶花は型を使わずすべてを手作業で表現する上生菓子。

両手の掌の部分で生地をならしていく、職人の世界で「もみあげ」と言われる工程を経て手先だけで作り上げていきます。まさに熟練の職人の技です。

先に向かうにつれて白く薄く仕上げ、可愛らしい様を表現します。